2021年3月18日木曜日

嬉しい悲鳴:新高校1年生は771人、18クラスで!

555の数値を聞いて「それは豚まんの屋号だね?」と答えたら「先生、それは551です」と返事が返って来た。555人は既に入学手続きが終わっている浪速高校の「専願入学者の数値」である。当初公立高校を受験する積りであったが気が変わり、専願切り替え者が多く結局、本日付で専願数は555人のみの数値があった。そして本日10時に府立高校の合格発表がなされ、残念ながら不本意に終わった受験生が三々五々、本校に入学手続きに来られる。併願入学と言う。とにかくこの併願入学の数が決まらないとクラス数の編成などが新年度の準備が進まない。ようやく今日16時以降動けることになった。 


4月5日の入学式までの制服や制靴、教科書手配など準備する項目は極めて多いし今日採寸をし、間に合わせるのだ。そして明日は年度末の「修了式」で令和2年度の終わりを告げ、生徒は春季休暇に入るが、教職員は返って忙しくなる。明日朝、科・コースの生徒数の発表、クラス数、クラス担任を発表し、時間割編成が月末までかかって作成となる。本校は生徒数の多い学校で進学校だからカリキュラムは結構複雑であるが教務部は「ノウハウ」を駆使して素晴らしいものを作成してくれるから安心して見ていられる。 


16時締切の時点で高校の最終的な陣容が定まった。「驚愕するような数値」が明らかになった。「誰もが信じられない顔つき」をしている。正直なところ私は専願、併願合計で680人から690人と予想していた。今朝、入試広報の教頭と部長に水を向けたところ、ニコッとしながら700人と返ってきた。ところがだ!何と、何と「最終数値は771人の数値」となった。クラス数は当初16クラス、17までは包含可能としていたが771人では18クラスが必要である。教室は問題ないが問題は教員数である。しかしこれも何とかなった。本校の内規では教員一人18時間を持ち時間としているが、何人かの教員にプラス1時間の19時間にすればしのげることが分かった。加給金を付けてお願いするしかない。

 



令和3年度は一体どのような規模の学校になるのか?まず既に決まっている中学は転入の2人を含めて新1年生136人、新2年生136人、新3年生108人の合計380人で11クラスである。浪速高校は新2年生が639人、新3年生が712人で今日決まった新1年生は771人の新入生だから、高校の合計数値は2122人となり、クラス数は51クラスだ。これで中高合わせて2502人(62クラス)である。今日以降中学からの内部生、専願入学者、併願入学者の区分はなくなる。全て浪速高校の大切な生徒である。徹底的にシミュレーションをして想定していた数値が大きく上振れし、誰も予想していないような数値が何故出て来たのか、じっくりと分析する必要がある。「嬉しい悲鳴」である。