さすが「帝国ホテル」だった。昨日は本校英語科の教員であるW先生の結婚式だったのだがホテル側の感染症予防対策は徹底していた。会場内のテーブルの数を制限し一テーブルの人数も最低限であった。隣との距離は十分空いていた。披露宴中、参加者は同じテーブルの者同士お酒を注ぎ合ったりしてはいけないとか、席を立って他のテーブルに移動してはならないとか、披露宴途中での会場への出入りは必ず手指の消毒をするとかである。結婚式とは写真を撮る式典と言われても良いくらいだから、ただ短い間の写真撮影だけはマスクの着用は求められていなかった。実に良い結婚式だった。新婦さんもつい少し前までは本校の事務職員だったから総勢本校からは23人が招待を受け、さながら浪速ファミリーの結婚式丸出しみたいだった。
ところで26日の理事会・評議員会ではある重要な三つの意思決定がなされた。一つ目は新理事の誕生である。二つ目は令和3年度の予算の決定であった。そして三つ目が木村ドクトリン「働き方改革アクションプラン」の決定である。今回は参加者も多く、盛り上がった会合となった。年度末ということもあり当初出席者の数を心配したが杞憂に終わった。3月と5月の決算理事会は重要な会議であり、出席者が少ないとこれは私学課からの指導事項になる。
今回の特記事項は特に3番目の議題について資料を用意し、背景や社会の在り方を含めて説明し賛同を得た。本日午前中に関係の教員を入れて確認しこれを「31日の職員集会」にて全教職員に説明しキックオフとする。目的は教職員の健康と幸せを図るために徹底したITを使った労働時間管理と休日のクラブ活動の取り扱いである。基本的に教職員は働き過ぎであり「生き方のゆとり」を本校の文化・風土として根付かせるために思い切った政策の舵を切る。その為にはまず管理職を含めて教職員の意識改革が極めて重要であり、これを31日に訴えるのである。