2021年3月30日火曜日

関西学院高等部アメリカンフットボール部を招待

本校地には桜の木が確か28本だったと思うが植わっている。それがまさに満開だ。花弁が地面にはまだ数枚程度しか落ちていない。桜は本当に良い。綺麗ですがすがしいし、何より潔い感じが好きである。例年どおりかどうか知らないが「4月5日の入学式」までにはあらかた散ってしまうだろう。今朝ほど高校、中学の教頭が式次第を説明に来てくれた。本校では高校・中学の合同入学式であり、時間を短縮するために工夫をしてくれている。

 




ところで3月2日に一生懸命に書いた「伊勢神宮遥拝所」の文字は神社仏閣建築専門の会社である松原工務店さんの手で見事に彫られ、その檜の木柱は高天原スポーツキャンパスの中心地に立てられた。26日の理事会・評議員会の後役員の皆様をお連れして除幕を行い、一件落着をこの目で見て安堵した。この建てられたピンポイントから伊勢神宮は地図上でも真正面に位置されておりこの「乾坤一擲ドリームフィールド(Kフィールド)」でプレーする選手諸君は「内宮の天照大神様」に見られているようなものだ。この上ない喜びだと私は思うが、果たして現代の若者にはどうだろうか?


今日は14時キックオフでこの場所で最後のこけら落としの試合となる対関西学院高等部アメリカンフットボール部との試合であった。式次第には「オープニングマッチ」とあった。さすがアメリカ由来のスポーツである。英語だ。関西学院はミッション系の学校で大変著名な歴史ある私立学校である。ここは高等学校とかは呼ばず、関西学院高等部(かんせいがくいんこうとうぶ)とか中等部と言う。アメリカンフットボール部はFIGTERS(ファイターズ)あるいはKG(ケージー)と呼んだりもする。日本一のチームと言って良いのではないか。



本校もアメフトは長い歴史のあるチームだが残念ながら戦績は低迷しており今回を契機として頑張ってくれることを期待したい。それにしても関学高等部のアメフトは素晴らしい。2021年3月30日の段階で通算 922勝 115敗 15分 勝率88%、全国優勝18回 準優勝7回という輝かしい歴史には脱帽するしかない。このようなチームが西宮からわざわざ来てくれること自体、普通は有り得ないことで関係者に感謝以外ない。本校は最近では過去2回対戦させて貰っており、1972年(昭和47年)11月12日は83-0で浪速高校が負け、1997年(平成9年)6月1日は66-0で本校が負けて以来の試合だから実に34年ぶりの試合となった。

 



私は挨拶と先攻後攻を決める「コイントス」を依頼された。コインは硬貨で本校が後攻となった。試合結果は言うまでもないが本校の選手諸君は臆せず「胸を借りる」ように積極果敢に攻めていてくれた。健闘したと言って良い。私は満足した。本校の選手を褒め称えたいと思う。それにしても関学さんは50人以上の選手が来てくれ、強く、礼儀正しく素晴らしいチームだった。さすがと言う感じだ。これでKフィールドは大きな行事が全て終わり、今後は外部にも貸し出し、有効に使ってくれれば言うことは無い。