浪速中学校の新年度の生徒数が固まった。新３年生は１０８人、新２年生は１３６人、新１年生も１３６人となった。クラス数は３，４，４で１１クラスである。素晴らしい満足できる数値であるが、今朝更に他の私立と公立中学からそれぞれ１人ずつ、転入したいと希望者があった。嬉しいニュースである。総数で３８０人を超える。卒業する現３年生は９７人だからここ３年の生徒数の伸びは特筆に値する。入試広報部と中学校の頑張りが府内に認められつつあるということだ。私立中学校としては比較的に大きな規模となった。今から１５年前に来たときの生徒数が一桁３０人程度だったことを想えば、実に感慨深い。大切な生徒を心してお預かりしたいと思う。今週末の１３日は中学校の卒業式だ。新制中学になって４７回目の卒業式である。後３年で半世紀となる。
卒業式の前に３年生を本日ＵＳＪに連れて行った。「修学旅行」ならぬ「修学行事」と銘打って行う中学校のアイデアに私は諸手を挙げて賛成した。良いことである。資料には色々と書いてあるが「卒業に当たり浪速中学４７期生の一体感を強める」とあったが、その通りである。可哀想にも修学旅行に連れて行ってやれず、本当にコロナが恨めしいが仕方がない。せめて１日、ＵＳＪにて時を忘れて楽しんで欲しい。私は遅れて１１時にＵＳＪに入り、１２時からの「ＵＮＩＶＥＲＳＡＬ ＰＡＲＴＹ ＴＨＥ ＳＨＯＷＴＩＭＥ」というランチタイムに生徒と合流し暫しの生徒との交歓を楽しんだ。
中でもＵＳＪのスタッフの女性が「素晴らしい学校！生徒さんの行儀の良さと先生方との一体感は今まで多くの中学生を見て来たが初めです！」と些か興奮気味に話してくれたのには私もついつい目頭を熱くした。校長は確かに涙をぬぐっていたように見えた。こういう場所で統一の取れた品格ある行動が出来るのが浪速中学校の生徒である。１８０００円と言う少し「高いかな？」と思う入場料であったが、昼食の中味もフルコースでボリュームも味も合格点を上げられるレベルであった。ショウもなかなか見ごたえのあるものであった。サプライズで乾杯の音頭を取らされたが、壇上から見る生徒の顔は弾けんばかりに楽しそうで私も嬉しくなった。中学生は本当に可愛い。しかし彼らも高校に進学した途端に顔つきが変わっていく。人間の成長とは凄い速さであることを実感する。
