2023年5月12日金曜日

開校100周年、ロングラン公演の大詰め

 「開校100周年記念式典」も遂に「大詰め」となった。「おおづめ」とはご承知のように芝居の最終の幕、また場面の事であるが、「大切(おおぎ)り」と言う事もある。転じて物事の終局の場面、最後の段階を意味する。即ち一つ劇の、最後の幕や場面、又物事の最終段階にもいう。従ってこの1年間、「ロングラン」の本学院開校100周年の一連の行事や場面を劇だと思えば昨夜の「法人役員と教職員の合同祝賀会」はまさに大詰めであった。そして見事に終幕となった。参加者は大阪を、浪速を代表するソウルフードにもなった「551の豚まん」をお土産に豊かなお気持ちで帰宅につかれたと思う。これは本校の恒例となっている光景である。私も会場となったスイスホテル南海大阪を後にして徒歩で5分のマンションに豚まんの袋を持ちながら帰宅した。 


会場となった空間は同ホテルの「浪華の間」、それを「浪速」が使って、定刻に始まったドラマはまず学院曲「海道東征浪速」を上映し、映像を目にし、音曲を耳に入れながら司会の開始の言葉を待った。会は始まり、まず当日朝「永年勤続表彰」を受けた5人の先生方を皆さんにご披露申し上げた。皆さん、私が教諭から管理職に育て上げた優秀な人ばかりである。その後4月1日に着任した新任の30人の先生方を壇上に上がって貰い私は熱く「ネクスト100年、新たな浪速ヒューマンヒストリー」の始まりと述べながら、激励と歓迎の言葉を発した。その後理事長としての挨拶がきた。感謝の言葉しか言うべきことは無い。そして大阪神社庁の藤江庁長からお祝いのお言葉と乾杯の音頭をとって頂いた。







会は進み、美味な料理に舌鼓を打ちながら皆さん、歓談だ。私は総勢195人の26テーブルを全て回ってご挨拶した。とにかく皆さんは先の奉祝祭、式典、祝賀会の話題で持ち切りであった。東京からは「湯島天神」、大阪を代表する「大阪天満宮」「住吉大社」「枚岡神社」「今宮戎神社」「菅原神社」「茨木神社」「布忍神社」「杭全神社」「堀川戎神社」等々24のお宮の宮司様がご出席いただき、盛り上がった祝賀会になった。成功は人間の心を最も豊かにする。だから勝たねばならない。成功しなければならないのだ。 





宴もたけなわになり神道歌手の「涼恵」さんが2曲、「豊葦原の瑞穂の国」と「中今」を鈴の如き美声で歌って頂き、会場を盛り上げてくれた。そして最後は私よりも長い期間、本校の理事を務めて頂いている南坊城先生に締めのご挨拶をして頂き幕は閉じた。私は「やり切った」と思う満足感が身体中を満たしていくような感慨にとらわれた。「大詰めが決まる」ということはこういう事なんだと全教職員も理解し身に付けて呉れたと思う。各部門、各担当はこの1年間、通常の仕事をしながら、この「特別プログラム」を見事にやってくれた。「有難う!」