2023年5月5日金曜日

4月30日記念式典④「校歌斉唱」と映像「NANIWA NEXT 100」

 映像「海道東征浪速の吹奏楽部員の演奏」、映像「開校100年ヒューマンヒストリー」、次いで「理事長挨拶」「女子空手道演武」と順調に進行台本通りに進んできた「記念式典」も終盤である。次は本校「校歌の生徒による合唱」であった。あのパンチある空手道演武の直後ゆえに、やりにくかったと思うが生徒たちは一生懸命に歌ってくれた。卒業後もやはり生徒たちを繋ぐのは校歌だと思いプログラムに入れたのである。作詞はOBの藤本義一先生で作曲は私が府立高津高校時代から存じ上げている「ジャズピアニスト」としては大変有名な先生で93歳になられる。後期高齢者の人間にとっては憧れの先生である。是非更に更に長生きをしていただき本校のように100年をとりあえず目標にしていただきたいと思い、今回、演奏をお願いしたのである。 



生徒は自治会、軽音楽部、合唱部の混声で大塚先生からは学校に来ていただき練習に励んだ。指揮は本校音楽家の教諭である脇村先生、ピアノは大塚善章先生、なおこの日のために私はヤマハのC5を新しく購入し、つい28日に入荷したばかりで新品である。「まあ、記念だ。買うか!」と決断したのは前のピアノがもう50年近いのと、この開校100年の日に「卸したピアノ」という事実は後世記念になると思ったからである。生徒たちの素晴らしい歌声、新しいピアノ、大塚先生、指揮は脇村先生、美しいハーモニーであった。

 そして最後のプログラムは映像「100周年記念事業新中学校校舎の建設とNANIWA NEXT 100」であった。時間は4分39秒。当初はMCの三浦さんが務める予定であったがここはやはり中学校の教諭にして貰う良いのではないかとの意見が出てきて、私も即座に了承した。担当は中学校の理科の教諭で、進路教務部長、何より新校舎建設チーム長に任命した先生で私は大いに期待している人材だ。お声も悪くなく、映像を用いながら校舎の外観と内部を映像が進んでいくという極めて分かりやすい構成で、見ている人々には容易にどのような校舎かご理解頂けたと思う。とにかく今までないような校舎を建設する。奉祝祭の後の私に「新校舎建設宣言」にて触れたように100年前の旧制浪速中学は校舎も借り物で開校された。黄泉の国で見守ってくれている先人は何よりこの新校舎建設を喜んでくださると思う。 







しかし我々の歩みは決して止まることはない。武田先生は最後に浪速NEXT100に向かって教職員一致協力して頑張っていくと述べてくれた。まず今日の式典が行われえた体育館を「浪速アリーナ」にすべく既に次の100年は始まっていると力強く宣言してくれ、開校100周年記念式典は滞りなく幕が閉じられた。私は安堵と幸せな気持ちが胸一杯に充満することを自覚した。そしてお客さまを誘導しながら祝賀会場となる中央館6階の天空レストランに向かったのである。