今回の「開校100周年記念祭」は学校法人のプロジェクトである。幸い校内理事は私と常務理事、高校、中学の校長も理事である。従って一連のプログラムでは両校長をトップとする学校全体のプロジェクトとして、「全員総出」で対応する事が出来、結果として大成功裏に終わったと思う。私は全教職員に心から感謝申し上げる。5月8日に「一斉参拝」がありその時にまず生徒にお祝いの品とケーキを「直会」の品としてプレゼントする段取りになっている。そして最後の最後になったが5月10日に教職員の皆さんに感謝の気持ちを込めて学校法人から金一封「開校100年奉祝金」を一人一人に受け取って貰う。3月理事会で既に確認されている。そして翌11日にはスイスホテル南海大阪で全教職員、一部法人役員出席の元、「一大祝賀会第2弾」を行う。汗をかいてくれた教職員を心から慰労するのだ。
それにしても今回の式典で大きな評判を勝ち取ったのはMC役を務めた本校情報科教諭の三浦早絵さんだ。皆さんが激賞された。「声が良い」「間の取り方は極めて自然で心地よい」等々称賛の嵐だった。最初から私はプロの司会者を雇うのではなくて「自前の司会者」に拘った。それで彼女を抜擢したのだが見事に期待に応えてくれた。「度胸」がある。式典の最初は映像ではないから「生の声」で進めなければならない。司会台についた彼女の最初の言葉は以下のようなものだった。(前略)三浦早絵と申します。私は本校が共学になってからの第9期生であり、当時の木村校長から入学・卒業の許可を頂きました。在校中も様々なご指導を頂き、本校の教諭として戻ってくるようにご指示を頂いたことにより今日に繋がっています。100周年というこの善き日に司会としてここに立たせて頂くことを心から嬉しく思い、感謝の気持ちをもて務めさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いいたします。(後略)
最初は本校に事務職員として採用したが仕事は情報企画部に属し、「学校たるもの」を学んでもらった。前職がIT企業だから情報分野には強い。それで2年目の昨年には「情報教育の教員免許」を取得して貰った。そしてこの4月からは常勤講師として職分は事務職から教員職に改めた。名実ともに「学校の先生」になった。今後の飛躍を大いに期待致したい。皆さんから信頼され、親切で優しく、派閥や仲良しグループを作らず、母校の教員として終生頑張って欲しいと思う。「遺言?」