2019年2月9日土曜日

梅一輪、一輪ほどの・・・


「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」、江戸時代の芭蕉の弟子の服部嵐雪という俳人の句だ。意味は梅が一輪だけ咲いた。まだ冬だけれども、どこかにほんの少し暖かさが感じられるようで、春の訪れが間近いようと思われるという句だが、寒中にわずかながら春のいぶきを梅の一輪に象徴的に詠んでおり、好きな一句である。
 部屋にある梅の盆栽
 部屋前の庭の梅の木

執務室の盆栽の梅も、部屋の前に植えている梅の木も蕾が膨らみあと少しで開くだろう。今日の浪速高等学校の入学試験にチャレンジした受験生も後少しで花開く。頑張って欲しい。朝正門で受験生を眺めるにつれ大きな責任感を感じる。今日の学力試験、明日の面接試験を経て総勢1700人を超える受験生の中から本校の高校1年生が誕生する。
31-2-9入学試験
正門をくぐる受験生

 入学式を4月4日と定めた。3年間かけてどのように育て、次のステップに送り出して行くか、それを考えたら責任感に身体が震える気がする。昨年から始めた新入生のクラス単位での多聞尚学館「学びのオリエンテーション」が重要である。「鐡は熱いうちに打て」という。4月からは進路指導部長のK先生を高校教頭に昇格させ、併せ「多聞尚学館館長」に発令する旨、既に内示している。しっかりとやってくれるだろう。




                      31-2-2 多聞尚学館での学習
                          現高校1年生