令和元年の伊勢修養学舎もほぼ先が見えてきた。「今年も出来た」と安堵している。自分の体力で「余力を残して」やりきることが出来たことが嬉しい。雨や「ひやっ」とすることも有ったがまあ例年通りであったと言える。明日の朝、女子生徒に付き合い内宮参拝をして私の出番は終わる。すぐ学校からの迎えの車に飛び乗って学校に戻る。留守番をしてくれている職員に例年、お土産を買っており今年も用意した。
「伊勢うどん」である。最初の頃はこのような「ふやふや」の腰のないうどんは「ウーン?」と言う感じだったが人間は勝手なものでその内に結構おいしくなるからおかしい。手打で4人前のたれ付だ。事務室や入試広報部の人たちは我々の留守中、重要な仕事に対応してくれており、基本的に修学旅行やこの伊勢参加などの機会はない。教員でいる限り、何時かは順番でそのような機会は回ってくるが彼らにはないから、私は何時もお土産を手にして帰るようにしている。買い物もお世話になった神宮会館から買い求めるようにしている。せめてものお礼の気持ちもある。
伊勢の街は間違いなく神宮周辺のみが栄え、それ以外はどうも元気がない感じでその証明は如何にも「看板の大きさ」が目に飛び込む。参拝客は神宮に参拝した後おはらい町を歩けばお土産や伊勢うどんなどが食べられるから、神宮より離れた所に行く必要がないのだ。だから飲食業の人々は大きな看板で人を呼び込もうというのがあの大きな看板だと思ってしまう。車一台停まっていない駐車場を見ていると何か悲しい大きな看板である。
私の場合、この伊勢修養学舎の終了で節目となり、視点は既に来年度に移る。これからは来年度の入試広報活動が徐々に山場を迎える。これが3月末まで続く。だから仕事の周期は4月の入学式から7月の伊勢修養学舎までがくくりでこれからはすべてが来年度に向けての作業となる。私立の経営者と言うのはしんどい仕事だ。しかしやりがいもある。ターゲットが明確だけに常に挑戦している感じでこれは私の性分に合っている。何時も何かに挑んでいるのだ。伊勢はそういう意味で私のつかの間の休息の時間かも知れない。
以上で令和元年伊勢修養学舎の現地レポートは終わります。