2019年7月6日土曜日

生徒の顔を見るのが好き


生徒の顔を見るのが大好きだ。特にこの時期、すなわち1学期の期末試験が終わり、学校は一部のクラスを除いて授業は午前中で終わり、生徒は夏休みを控えてやはり「ゆっくり、ゆったりした良い顔」をしている。今見る生徒の顔は最高だ、もう私とは孫よりも小さい子供たちが可愛くてならない。学校の校長が味わえる最高の場面だろう。私は期末の後で下校中の生徒に必ず聞くことがある。

 

「試験出来た?」だ。こういう場合大体男子生徒と女子生徒で答えが違う。女生徒は「出来ましたー!」と「にっこり」するか「微妙―!」と返ってくるのだが、男子生徒は「苦笑い」するか「頭を掻くか」どちらかだ。どうもこの年齢から女生徒の方が男子に比べ、したたかであり本音を言わない。男は正直で隠したりはしないし、言い回しにも工夫が見えない。「男子生徒と女子生徒とどちらが可愛いかって?」。そんなの答えられる訳がないでしょう!どちらも可愛い。これが無難な答えだ。

 

昨日は試験終了後「ふくろうスタジアム」に行って夏の大会を間近に控え、練習再開の硬式野球部を激励に行った。改造工事も終わり、更にレベルアップした専用野球場で部員は元気一杯走り廻っていた。「遠山奨志特別コーチ」も来て下さっており、生徒と談笑する姿を見ると完全に浪速のファミリーメンバーになって頂いた感じがして私は嬉しくなった。13日が甲子園を目指す府予選の第1回戦だ。是非応援に行こう。

 
 



今日は久しぶりにボクシング部に激励に行ったが、部員の数が増えており迫力満点だった。女生徒ボクサーが居てこの選手は夏に海外の試合に日本代表で出場する。男子生徒に混じって練習していた。その後グランドのサッカー部の練習に顔を出し、生徒を激励した。野球部100人以上、サッカー部も100人以上の両巨頭のクラブだ。私は美原スポーツキャンパスに素晴らしいサッカー場を作るから腕を磨け、いや脚を磨けと辛口に激励した。



 

その後テニスコートに回り、丁度ソフトテニスの練習中だった女生徒二人を激励した。部員が男子が20人、女生徒はわずか3人だが、このクラブも強くなった。このように1学期の期末試験が終わった後の生徒達の笑顔が素晴らしいのだ。今まで私は多くの人から「先生から、木村さんから元気を貰った!!」と口癖のように言われてきたが、私は生徒にこのようにして接することで「元気を貰っている」。だから学校の校長は止められない。

 


中には「変な先生」もいるがそれは社会のどの組織でも同じ事だ。人間社会であるから全て均一で均質ではない。変なのが混じっているから人間社会は面白い。しかし日本全国、学校の先生と言うのは「教科を教えるのが好き」で「是非担任をやりたい」「部活の顧問としての指導が好き」で背景は「生徒が大好き」先生ばかりだと思う。だから教師を続けられるのだと思う。教師を三日、やったら止められないというのは「良い教師の証明」だと思うが、さて皆さんは如何に?