2023年2月8日水曜日

新専任職員候補 入試広報部 T常勤職員の小論文


理事長Aroundを拝読して

入試広報部 常勤職員 T,K 

 日頃より理事長Aroundを拝読させていただき、理事長先生の生徒や教職員に対するご温情をひしひしと感じております。また、業務を遂行する上での心構えを数多く学ばせていただき、私自身の日々の活力になっております。理事長Aroundを拝読させていただく中で感銘を受けた記事は数多くありますが、この1年間で特に心に残っている記事は「『明日に向かって力強く生きよ』(2022114)」、「『新しいもの好き』(20211211)」、「『一灯を下げて暗夜を行く、暗夜を憂うなかれ、一灯を頼め』(20221130)」の三つです。 中でも「『明日に向かって力強く生きよ』(2022114)」には、特に強く感銘を受けました。 

私は小学生の頃から30歳まで、テニス選手としてテニスに打ち込んできました。苦しい時期が続いたり、手術が必要な大きな怪我をしたりと、選手生命が危ぶまれたこともありましたが、多くの方々に支えていただき、現役選手として長く競技を続けることができました。手術から復帰をした際には、私をサポートしてくださった皆さんが、まるで自分のことのように喜んでくれました。その一方で、競技やマネジメント等の活動を自分一人が担い、競技活動の是非の判断基準も自己判断のみのテニス選手としての生活に、「このままでいいのか。もっと自分の見識を広げて、社会に貢献できることがあるのではないか。」と考えるようになりました。そして、「今までたくさんの方に助けていただいたご恩を返せるような生き方をしたい」と考えていたときにご縁をいただき、浪速学院の事務職員と硬式テニス部の顧問として勤務させていただくことになりました。日々の業務に取り組む中で、「生徒の成長をサポートする喜び」や「学校教育のやりがい」を強く感じ、この二点は私の原動力となっています。 

また、理事長先生の「今現在、自分自身があるのは多くの人とのご縁・ご支援の賜物であり、このことを忘れてはいけない。人間として最も大切なことは『謙虚さ』であり、これを忘れることなく、明日に向かって生きていきなさい。」というお言葉は、自分自身の大きなモチベーションとなっております。私は現在、主に硬式テニス部の顧問と入試広報業務・事務室の電話対応や、クラブ費・PTA費の管理等を担当させていただいております。最初は業務に慣れず戸惑うこともありましたが、周囲の方々に助けていただきながら業務に取り組むことができております。今後も、浪速学院の教職員として業務が円滑に進むように「正確な受け答え」と「迅速で丁寧な対応」を日々心掛けて業務に取り組んでいきます。 

硬式テニス部顧問としては、初心者の生徒から全国優勝を目指す生徒までが笑顔でテニスに打ち込む環境を作りたいと考えております。「浪速八咫烏庭球倶楽部」という全国でも類を見ない素晴らしい施設を活用させていただき、部員がテニスを通じて豊かな人間性を育める環境を整備していきます。来年の「浪速学院開校100周年」を教職員として迎えられることに深く喜びを感じ、次の100年に向けて歴史を紡いでいく一員になれるよう責任と自覚を持ち、職務を全うしたいと考えています。 

 もう一点強く感じることは、理事長先生の「浪速学院を発展させたい」という熱意です。今までにない新しいものを生み出し、発展させていくには強大な情熱が必要だと思います。その姿勢に感銘を受けずにはいられず、私自身も浪速学院で働く一員として、情熱を持って業務に取り組んでいく所存です。高いレベルでの文武両立が実践できるだけでなく、多くの学校行事等を通じて生徒が様々な経験を積める機会に恵まれているという点は、浪速学院の大きな魅力だと思います。そのように思う理由は、私自身が中学・高校時代に、テニス一筋の生活を送っていたため、他の学生らしい経験をあまり積んでこなかったということに起因しています。刻一刻と変わっていく多様性に富んだこの時代で、学生時代の多様な学びは豊かな人間性を育む上で必要不可欠だと考えております。

上記のことから、自分だからこそ生徒へ伝えられることがあると考えています。まだまだ未熟な面はありますが、私自身が「学び続ける」姿勢を持ち続け、浪速学院で働けることを幸せに、また誇りに思いながら、さらなる成長を日々目指し続けていきます。