2023年2月24日金曜日

NS館の工事課長さんも中学のy生指部長も「小太刀の使い手」?

 小雨の中、建設中のNS館の視察に赴いた。前回の視察は1月30日だったので時間が空いたが、この間、部屋での打ち合わせは随時行っているので、問題はない。南海辰村建設さんは非常に良くやってくれており、安心して見ていられることが嬉しい。先週末工事現場を囲っていた「高囲い」が「低囲い」に変わっていた。外構工事の関係が始まる準備であろうか。工事課長さんの案内で各現場を見たが、各種工事に入っておられる業者さんも笑顔の挨拶が返ってくるほど、お顔に自信と余裕が見て取れた。現場で働いている人々の服装や態度をみるだけで全てが分かるものだ。非常に良い雰囲気であり「快調」である。課長さんの説明は何時も「切れが良く」、即、明確な返事が返ってくる。ここが何より素晴らしい。 

工事課長さんの二人の部下にも廊下で会った。顔見知りでもあり、私は慰労の食事会を考え、プロポーズしたが最後の工事追い込み段階で、万が一コロナにでもなれば、工期にも影響がという課長さんの言を取り入れ、今回はスキップするが、竣工後には「旨いイタリアンでも行こうね」と言ったのである。工事は内装工事の本番であった。明るくて広い教室、中でもやはり「腰板」が本校の特長であり、「NS館もこの建屋の高級さ」を如何なく発揮していた。これだけは「私の強いこだわり」であり、東館、中央館も同じだ。3月27日月曜日が「施主検査」であり、もう一カ月強で竣功する。常務理事の部屋は跡形もなく一般教室に変わっていた。この一部屋は来年度入試に向かって強い援軍となるであろう。 



中学の生徒生活指導部長のY先生が最終決裁を求めて来た。この先生も「キレが良い」、優秀な先生である。話は中学生の「リュック」についてであった。高校にも適用するものであるが、基本は中学生ということで高校生指とも連携して「一部リュックの改良」を行いたいと言う事であった。生徒からのアンケートも取り、意見も吸収しているのであるが、今回は内部の「ポケットを一つ」増やすことと、「間仕切りを一カ所」増やしたいと言う事であった。大きさについてはアンケ―トでは「小さい」と答える生徒が33%に留まっているので1.5センチのマチの拡大は見送るとしている。私個人的には「大きい方が良い」と思うのだが、中学1年生には背中に背負うリュックは時に「後ろ向きに重心が移り」危険性も考慮したと言うので了とした。 


今回の改良は令和6年度入学者から変更と言うことで保護者負担は500円もアップするが生徒の使い勝手の良さに繋がる訳だからご理解いただくように説明責任を果たすように話した。学校用具は入試説明会にも記載している重要事項であり、一方的に「変えます」とは行かない。聞くところによると在庫品が600セットほど、メーカーか流通のお店に有るらしいが、この処分の為に時期をずらすなどは本校ではあり得ない。この点はしっかりと伝えるように指示した。勝手とは言わないがリスクを考慮して、造り過ぎた在庫品が残存しているものを購買側が負担するなど聞いたことはない。私は今回の事で制服や学校用具の古い流通のしきたり慣行などについて「メスを入れる時期に来た」と感じた。世の中はそのような時代に成っており、それを行えるところが生き残るのである。


しかし、NS館の工事課長さんも中学生指部長のY先生も筋肉質で小柄だが、応答や動きが素早いと言うか、理事長説明の事前準備が万全というか「キレが良い」のが特徴である。そう、「小太刀の使い手」という感じだ。私などは「大太刀をぶんぶん振り回すタイプ」に見られていると思うが小太刀の使い手には一種羨望の気持ちもある。そういえば、「槍の使い手」と言う言葉もあるなー。本校に槍の使い手は居るのかな?